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11月特集:排煙設備(第4回)
アフターバーナーについて
11月特集4回目は、消煙装置「アフターバーナー」について解説いたします。
アフターバーナーは、焙煎時に発生する大量の煙を、バーナーで燃焼し、煙を消す装置です。当社で扱う消煙装置の中では、唯一ガスを使用する製品で、火力の調整により燃焼炉内の温度調整が可能です。
500〜600℃まで温度を上げることで、焙煎で生じる煙を消し、同時に匂いも軽減します。
アフターバーナーの構造
通常、小型ロースターの場合は、ロースターのサイクロン上部へアフターバーナーを搭載します。アフターバーナーからの排気は数百度と大変高温なため、煙突の立ち上げが必須で、設置スペースの天井高も求められます。
煙突の素材は通常使用されるものより耐熱性のある、専用のダクトを使用します。
対応機種
FUJI ROYAL ロースターの「R-103」「R-105」「R-110」その他大型ロースターに対応しています。ロースターのサイズに比例して、アフターバーナーのサイズも大きくなります。
メンテナンス
アフターバーナーは、高い熱でコーヒーの焙煎時に発生する油煙を焼き消すため、通常、煙突の内側へ付着する油煙カスも防ぐことが可能です。
そのため、アフターバーナーの燃焼炉より先の煙突は、「基本的に清掃が不要」というメリットがあります。
燃焼炉以前のダクトや、ロースターそのものの清掃は必要ですが、高い位置の煙突掃除が不要となるため、メンテナンスの負担が軽減できます。
消煙装置は、機種により、それぞれの違いや特徴がありますが、導入を検討されている場合は、お気軽に お問い合わせ ください。