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11月特集:排煙設備(第3回)
ノンスモークフィルターについて
ロースターの設置場所が、近隣の環境により、煙突から煙を排出することが難しい場合や、高層階の建物で煙突の立ち上げが不可能な場合、消煙装置を導入することでロースターの設置が可能になることがあります。
特集3回目は、消煙装置「ノンスモークフィルター」について解説いたします。
ノンスモークフィルターの構造
内部は、下から「専用パウダーケース」「ネルフィルター」「メンテナンススペース」「ファンモーター」の4層構造からなり、焙煎時に生じる排煙を吸引し、特殊なパウダーで煙の粒子を吸着、ネルフィルターで濾過した排気を屋外へ排出します。(※ 焙煎時の匂いを消す効果はありません。)
煙突を立ち上げずに、ベントキャップにより屋外へ排気することが可能なため、煙突の立ち上げが難しい設置環境にも対応します。
対応機種
FUJI ROYAL ロースターの「R-103」「R-105」「R-110」に対応しています。
メンテナンス方法
ロースターと同様に、製品内部へ煙汚れが付着するため、定期的な専用パウダーとネルフィルターの交換が必要です。交換の頻度は焙煎の回数や、煎り度合いによって異なりますが、専用パウダーは20〜30回に1度、ネルフィルターは半年〜1年に1度の交換を推奨しています。
メンテナンスを怠ると、消煙効果の低下に繋がります。定期的なメンテナンスを行い、安全にご使用ください。
次回は「アフターバーナー」を特集します。